ベトナム最初の首都ホアルーと景勝地チャンアン
2012/05/31
今回の出張は、4 月22日~5月31 日でした。最初の1か月は、ベトナム新幹線の人材育成と試験線設置
計画の検討でした。後半の約10日間は、ハノイ都市鉄道のための会社設立に関わる準備調査に関わりま
した。
ベトナムも、4月から5 月半ばまでは日本の夏以上に暑い日が続きましたが、5 月の中旬以降は、日本
の梅雨みたいな天候が連日続き、市内の道路が雨で冠水状態になる日が何度かありました。
これは、日本の梅雨と同じように6月一杯がこのような天気だそうです。
途中の休日に、「ベトナム最初の首都ホアルーと景勝地チャンアン」に行ってきました。
「ホアルー」は、ハノイから南へ約100㎞離れたところにあり、ベトナム最初の首都であった所で、
ハノイに遷都される前、968年~1010年の間、北部ベトナム、デイン王朝の首都でした。
「チャンアン」は、この、「ホアルー」に近いニンビンにある景勝地です。綺麗な川と石灰岩の岩峰が連なる風光
明媚な所です。
1.「ホアルー」 | ベトナム北部の首都が、何故 「ホアルー」に建設されたのか、 現地へ行ってみて一目瞭然でし た。 それは、この写真にあるように、 石灰岩の山々が、幾重にも城壁 のようにそびえ立っており、 かつ、その間は水路ということ で、天然の要塞になっているの です。 |
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2.「ホアルー」の城門 | ただ、それは、首都の規模が 小さいときは、良かったのです が、逆にその規模が大きくなる と、交通網を形成することが難 しく、約1,000年前にほとんど 山らしきものがない、大きな川 の紅河のほとりのハノイに現在 の首都を移したわけです。 現在のハノイは、交通網を形成 するには、好都合な所ですが、 あまりにも、川により過ぎてい ますので、今でもしょっちゅう 水びたしになっている訳です。 |
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3.初代皇帝ディンの廟 | これは、初代皇帝デインの廟 です。廟の後ろに、石灰岩の山 が廟を守っているかのように そびえているのが分かるかと 思います。 ベトナムは、焼き物で有名な街 がありますが、この廟の屋根は、 やはり、焼き物です。 日本の瓦のように大きいもの ではなく、小さな焼き物を積み 重ねています。 |
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4.チャンアンでのボート乗り場 | 景勝地チャンアンでの、ボート による川沿いの観光です。 週末に観光客が殺到するのに 対応できるように、何百もの ボートが係留されています。 今回は、平日ということもあり、 あまり込んではいませんでした。 |
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5.途中の景色 | ゆったりとした川の流れと、 石灰岩の変化にとんだ山並み が幻想的な風景を作りだして います。 |
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6.途中のお寺 | 川沿いに作られたお寺です。 石灰岩の産地ですから、石の 彫刻像があちこちにあります。 ボートによる観光も、この山 の下の鍾乳洞の洞窟をいくつ か、くぐり抜けての観光です。 |
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7.チャンアンでのボート観光 | チャンアンでのボート観光は、 水もゆったり流れているせいか、 時間がゆったりと過ぎていくよ うな、癒しの気分に浸れます。 外国人は、救命胴衣を付けさせ られますが、ベトナム人は、まあ いいやということでしょうか、 ほとんど救命胴衣をつけていま せん。 |
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